さぁ火星に行こう、そこに生命はなくとも

デヴィッド・ボウイをほぼ名前くらいしか知らないよって人間がWikipediaを流し読みした程度の知識で書いております。間違い等ありましたら、どうぞ(お手柔らかに)ご指摘下さいませ、お姉様方*1

VAMPS 3rdシングル「EVANESCENT」のC/Wな、カヴァー・ナンバーの「LIFE ON MARS?」*2。これと超有名曲と思われるフランク・シナトラ*3の「My Way」*4の関係について、理解したことをまとめてみる。


1967年に大元の曲、フランスのシャンソン「Comme d'habitude(いつものように)」が世に出る

シンガーソングライター、ポール・アンカ*5が曲の権利を買い取り、歌詞を大幅に書き換えた英語版を引退するフランク・シナトラに提供

1968年にボウイ先輩が同曲の英語版を作ろうとしたけれど、世に出ることはなかった

1969年にフランク・シナトラ「My Way」が世に出る

エルヴィス・プレスリーシド・ヴィシャス等多数のミュージシャンが「My Way」をカヴァー)

1971年にボウイ先輩が(自分はリリースできなかったけれど、大きな成功を収めることとなった)「My Way」の一種のパロディ(オマージュ?)として、共通するコードを多用した「LIFE ON MARS?」をアルバム曲としてリリース

1973年にボウイ先輩が「LIFE ON MARS?」をシングル曲としてリリース。13週に渡ってUKチャートにチャートイン

2006年に同名のTVドラマが放映されたことにより、30年以上振りに「LIFE ON MARS?」がUKチャートの55位に返り咲く

2009年にHYDEのユニット、VAMPSが「LIFE ON MARS?」をカヴァー ←今ココ(笑)

や…ややこしい曲ですな…。でもHYDE好きそうだ、その微妙な悲運っぷり故にも。個人的にはシナトラの「My Way」ならVAMPSアレンジでなくアコースティックで、ギター1本弾き語りのROENTGENな感じでやって頂きたいです。あの歌声だけで十分に泣けるだろうから。「evergreen」と似たイメージになるかな?

人生終わりかけの歌だもんね。デビュー曲でいきなり終わりの男・HYDE。その根暗さと魂に深く根を下ろした終末志向は半端じゃない(※私はえばぐり大好きです。下手したら全てのラルク曲より好きかもしれないってくらいに好きです。ハイドさんも大好きです←なんで時々こういう主張をしておかなければまずいような気になってしまうことばっか書いているのか…)。

話を戻して、「LIFE ON MARS?」。歌詞はこんな感じらしいです。かなり変わってるそうです。ダリの絵画世界っぽい、シュールレアリズム的な? 面白いな、HYDEは自分の作詞じゃ同時代性の含まれる言葉って使わないから(宝島ムックで気付かされたんですけどね)、ミッキーマウスだレノンだなんて歌ってくれるのは貴重ですよ。

音楽誌が書かないJポップ批評 47 L'Arc-en-Cielの奇跡(別冊宝島 1399)

音楽誌が書かないJポップ批評 47 L'Arc-en-Cielの奇跡(別冊宝島 1399)

と、落しどころがまったく掴めなくなってる記事ですね。なんで今3rdシングルなんかの話してるのって、3月13日の金曜日に発売のきっすたを手にするのは私、4月になりそうだからいいんです…よ…(哀) 周回遅れ上等の現状ですもの。

てか先日、ようやく観られたVAMPS LIVE 2008 DVDの感想が書けねぇぇぇぇぇぇぇぇ。

VAMPS LIVE 2008 [DVD]

VAMPS LIVE 2008 [DVD]

あ、めちゃくちゃ楽しみました。特にパッケージがいいなと(え)。ソロは細部まで感じられるHYDEのこだわりも大好きなんだと改めて。

でもラルクはそうでないのがいいんだー。ラルクで誰が好きなのって言われたら一も二もなく歌ってる人なんですけど(何いちびってんの)、ラルクアンシエルhydeのワンマンバンドに成り下がるくらいなら解散しちゃえばいい! と過激なことを思っていたりもします。いや、決してならないんだろうけどね。(笑) 誰のにせよ、ワンマンバンドという形には。ラルクは社長4人でやってるからいいんだYo!!