Berliner Mauer

ベルリンベルリン言ってたら思い出した。中谷美紀の「MIND CIRCUS」大好きなんですね、私。

1996年リリースのこの曲の

ベルリンの壁が街に消えた夜 感じた勇気に似て

という一節の聞こえ方も、リアルタイム壁崩壊認識世代と、そうでない世代では違うんだろうなぁと思いましたよ(リアルタイム壁建設を知ってる世代ももちろん違うでしょうけど…ん、作詞家の売野雅勇氏はリアル建設世代か? 作曲家の教授もですな)

これが同時代性ってやつなんだろうか、想起される共通のイメージは時間の経過と共に失われていく言葉。それであるが故に同時代人の耳には残りやすく、けれど五十年、百年先まで歌詞が残るかというと疑問。

まぁ《ベルリンの壁》自体がもう、《ドイツのベルリン市内にあった壁》以上の意味を持つ言葉になっているから、変化したイメージで捉えられる歌詞になってる気もするけど…きっと作詞家hydeは、こういう言葉は使わないんだと思う。