4回転とコーチの言葉

@niftyの12/15付の記事で、安藤美姫のGPF試合後の長いコメントが読めまして。ううーんにやにやが止まらないよー(笑) もう本当今回、点数や順位を度外視して手放しの賛辞を送りたいですよ!

そもそも私が彼女に興味を持ったのも、《女子初の4回転!》という謳い文句故でした。でもあれこれの毀誉褒貶を(ぬるーく)長年見守っているうちに、とにかく応援したくなってたり、ことに近年では演技それ自体にぐっと来させられることが多かったり衣装や選曲が激ツボだったりで(それってモロゾフのセンスじゃ?)、4Sを抜きにしても贔屓選手になっているのですが。

一番興味深かったのが、コメント中のこの部分。

跳ぶかどうか、コーチとはずいぶん長いこと話し合いました。最後にはニコライ、『もう、ミキにまかせる』って言ってくれて(笑)

挑戦は最終的に彼女自身の決断だったそうだけれど、それをコーチが認めている。ここ重要。この先はソースが非常にあやふやな記憶なのでちょっとアレなんですけれど(汗)、2008年世界選手権、高橋大輔のフリー。彼はモロゾフコーチの制止を振り切って4回転2本に挑み、結果として転倒したりコンボ飛びすぎもあったりでスコアも伸びず、優勝候補でありながらメダルを逃すという結果に終わってしまった訳で。(涙) あ、これは@niftyの3/23付の記事にもあるかな…。

この結果を見て思い出したのが、いつかどこかで荒川静香が語っていた「コーチの言葉は絶対。選手はそれを守らなければならないし、守れるような信頼関係を作るべき」というような言葉。今回の安藤の4回転は、そういう精神に則った果敢な挑戦であって、決して無謀な博打ではなかった。そこがまた、Fanとして単純に嬉しいんですよええもう。ミキモロ信頼関係OK、ぜひそのままで。

いや、高橋については記事で触れられていたように、その負けん気の強さが彼の魅力でもあるのだから、そのままでいいんじゃないかって気がしないでもないんですけど…やっぱりあの時の選択には、私はNoと言いたい。蛮勇イクナイ。ま、それもなにもかも、無事に手術終えて復帰してからね!(祈)