REALパリ紀行・yukihiro編 #2 - 2011: A World Odyssey

パリ市内南西部、先進的なデザインの高層ビルが林立するセーヌ河畔のウォーターフロント地区、フロン・ド・セーヌへ。これまでの撮影場所の歴史を感じさせる建築物や石畳の路面とは随分と異なりますが、これもまた、現代のパリという街の表情のひとつ。

実は最初、撮影場所を勘違いしていて違う駅から向かったんですが、帰路に最寄り駅は10番線「Charles Michels（シャルル・ミッシェル）」であることを発見しました。ですので道案内は、こちらからという形で書いていきます。

2008年12月時点でこの駅、改装工事中のようでした…むき出しの鉄骨や配線が見えまくりますよ。

駅構内暗いし、薄汚く、ちょっと危険な雰囲気。インダストリアルって感じ？*1　さすがはyukihiro先生ポイントの近くーぅ。

でも、駅の外はいたって普通のパリの街並でした。賑わっているけれど地元民向けで、あまり観光客はいない雰囲気。もっとも、天下の華の都パリですから、他の有名スポットに観光客が多すぎるだけって気もしますがね。

ぐるりと辺りを見渡して、背の高いビルが見える西の方向が目的地ですとも。ギョウ！

大きな通りを歩いて行ったら、左手に「ア・パリ」で見覚えのある外観のビルが見えてきました。

そして茶色の建物も。撮影場所はきっと近くですぜ、ドキドキわくわく。

右手の方にはこんなビル群が見えます。とりあえず、左手のトゥール・ケレルとショッピングセンターを遠景に入れて撮るには、右側の高架部分に上がるべきなんだろうな。

右側ビル群をもう一枚。外部に上れる階段がどうにも見つからなかったので、左に写っている赤茶の窓なホテル、NOVOTELの中を通って2F部分に上がりました。

ぐるっと西側に回って、NOVOTELの1Fエントランス前。なんで石灯籠があるんだろう、ここ…。パリですよ？　左奥にエッフェル塔が見えてるじゃないですか。

パリですよ再び。って自由の女神は元々はパリジェンヌなんですけどもね*2。ちなみにここからすぐのセーヌ川中洲に《白鳥の小径》と呼ばれる遊歩道があるんですが、そこにも自由の女神はいたりします。さっきの道を直進した、グルネル橋からも見ることができます。

ホテルを通り抜けて外に出ると、2F部分はこんな、ビルの合間を縫うような通路になっています。

おお、見えてきたよ。あっちだねあっち。…うん、なんだろう？　工事現場っぽい白い壁やテープは。

近付いてみますと、どう見てもバリケード。てか、あのビルの前には森があったんじゃなかった…っけ……？？

ちょっと引いたショットを。右のバリケード内部に木々と、左に植え込みが見えますけれども、これが「ア・パリ」の森の正体なの！？

左の植え込み。通路のタイルでも剥がれていたのか、立ち入り禁止テープの中には作業中っぽい人の姿も。というか全体的に、どうにも寂れた雰囲気の場所…近年のフェスゲ*3を思い出します。

右に来てみた。冬枯れの木立なのはいいとして、疑問なのは5月にこれが葉を繁らせた場合でも、「ア・パリ」に写っていたような状態になるのかという。

そしてバリケード、幸いにビルの正面に向かった部分は金網だったので、隙間からレンズを入れて写真を撮ることができましたが、これ以上近寄れないよ、推測される撮影位置に立てないよ、yukihiro先生…「俺のいた場所に立てるとでも思ってんのか？」なんてドSな幻聴が聞こえてきそうです…。

明らかに木の位置が違うけど、「ア・パリ」yukihiro編16枚目の構図に近づけようと努力した結果。まじにわからん、あの森！！

ちょっと左に戻って、推測される立ち位置と横の座標*4を合わせた感じで、yukihiro視界を捉えようとしてみる。当然ですが、ビル群です。この時は天気が良かったしで、「New World」めっちゃ似合う感じでしたねー。

この辺りから振り向いて一枚。ビルのデザインはそれぞれに違っていて、これまた未来都市っぽい。

こちらの高架の端まで近寄って、白いビル、トゥール・ケレルをメインに。で、この手前に写っている落書き部分なんですけれど、なんと…

あの茶色のショッピングセンター・ボーグルネル、壁が残ってるだけですやん！！　内部は廃墟？　ますますフェスゲっぽい雰囲気…というか、yukihiroスポット恐るべし。あれこれ謎すぎました。

yukihiro編終盤の夜の街路もこの周辺かなーとは思ったんですが、さすがに場所は判りませんでしたよ。どなたかご存知でしたら教えて下さい、ええもう。

*1:素人の単純な考えです

*2:原像はリュクサンブール公園にあるそうな。行ったことないけど

*4:縦座標がビル向き方向ってことで←わかりにくい