妄想欧州ツアー計画 #6
この記事シリーズ、別段タイトルに偽りありにする気はなかったんですが…ベルリン萌えが止まらないのでこのまま続行。
あれこれベルリン巡りを書いてきましたが、一番どこが印象深かったかと言われたらここ、ツォー駅近くのカイザー・ヴィルヘルム記念教会。
旧西ベルリンの街中に突然現れる廃墟の教会。それはヒロシマの原爆ドームのごとく。
19世紀末に建てられたネオロマネスク様式の教会が、1943年の空襲で破壊されたという来歴。戦争の悲惨さを伝えるモニュメントとして、崩れたままの姿で保存されているそうで。
「AS ONE」なんか聞きながら歩いてると、はまりすぎてくらくらですよ! 「いばらの涙」も似合うねぇー。
逆側より。隣の八角形の建物は新しい教会。
現代的なデザインの新教会の内部は一面、深い青のステンドグラスに覆われていて、中世からの歴史ある教会とはまた違った荘厳な雰囲気に包まれます。ここは「Pieces」でもどうかな…?(離れられない)
そしてもちろん観光地、もちろん土産物屋、もちろん商売。良くも悪くも現在のベルリン。
教会近くのデパート。カエデじゃありません、カーデーヴェー。
ドイツ連邦議会議事堂とドームも良かったですねぇ。入場無料だからか、これまた行列名所だったけど…。ここは西ドイツ時代は議会としては使用されず(かなり壁の近くだったから?)、東西ドイツの統一後、8年を掛けて大改築をしたそうで。だから屋上にあるガラス張りのドームはとても新しく、未来的な印象でもあるんですな。
入口。ドイツ国民、と書いてある…(でいいと思うんだけど)
ドームの内部はこんなのです。中央にパネル展示があったり。
ぐるりとドームの内壁に沿って作られた、らせん状のスロープを上れます。いやー「NEO UNIVERSE」な感じですねぇ。スロープを歩いた上からの景色は眩いばかりだぜ!
ガラス張りのドーム越しに見える、シュプレー川とテレビ塔。かつてはあちらは東ドイツという、違う国だった訳なんですが。
外に出られる屋上部分からドームを見るとこんな感じ。
装飾はこんなので、やはりヨーロッパ。だからこういうファンタジー風なのとSF風なのが*1共存している辺りが、ラルク的にもオールオッケーだと思うんですよベルリン、ええもう。
屋上からティーアガルテン。観覧車はフェスティバルの一部だと思うんですけど。
おまけ…ゲルマン鳩は勇敢だなぁ。
拡大図。なんか挟まってるー!? と思ったら鳩でどうしようかと。
こちら、議会に並んでいる時に撮ったゲルマン雀。なんでもゲルマンをつけると、とても強そうに聞こえますゲルマンマジック、いやマギー。
食の紹介でもしますか。屋台で買ったアプフェルトルテ(名称忘れた。りんごケーキと書けばいいんですけど)。この、ざっくりフォークを刺して渡してくれる辺りが欧州クオリティでいいよね、うん。
ポツダム広場のレストランにて。地ビールのベルリーナー・キンドルと。ウッカリ魚料理を頼んでしまって、内陸じゃん魚ってどうよと思っていたのにとても美味しかったです…見損なっててごめんよ、ベルリン。
甘みのあるベルリーナー・ヴァイセ、緑。夏向きらしく秋にはあまり見かけなかったけど、飲めて良かった。でも食事にはちょい不向きかなと。
ドイツらしい、というのは日本人の場合ほぼバイエルンって意味なんですが、バイエルン名物の豚スネ肉のロースト、シュヴァイネハクセ。何故ってバイエルンなレストランに入ったので。もうがっつり肉で、美味しかっ…た……(感涙)
でもドイツビールは、南ドイツのヘーフェヴァイツェンが一番好きです…。ペールエールタイプが好きなんですよぅ。以前ミュンヘンに行った時は、そういう意味では万歳だったんですが。
うんラルク、ミュンヘン公演も悪くはないけれど、ドイツのあの三都市ならベルリン>(越えられない壁)>ケルン>ミュンヘンかなぁ、希望としては。言うだけはタダですとも、ええ。妄想もタダです。安上がりで良いです。
そんな訳で、ようやくベルリンを離れられそうになってきました。でも、まだ続くんだぜこの記事シリーズ…! 続きはこちら。
*1:なんと貧困な形容だ!