国際化への問題提起(粗稿)
海外展開について物思うことを、ちょっとざくっと書いてみる。せっかくの機会だと思うので。
私的に気になっているのはこう、パリでLIVEやったりU.S.A.やら台湾に行ってしまうようにもなったL'さんやVさんが、海外Fanを多数獲得するのはもうオッケー大歓迎なんですけれども、その事態の重大さをラルクにとって《ホーム》である日本Fanがどこまで認識しているのだろうか? ってなことで。
別に、みんな海外Fanと仲良くなろうよ! 交流しようよ!! なんて言う気はないのだけれど、日本のLIVE会場やら掲示板にも現れる外国人Fanに対して、(あくまでも例えですけれども!)日本人Fanが奇異の目を向けるしか出来ないっていうのは、ちょーっと悲しいんじゃないかなーなんて思うのです。よ。
そんな事態に際して、参考になりそうと思えるのがこちら。
- 作者: 宇都宮徹壱
- 出版社/メーカー: 勁草書房
- 発売日: 1999/04
- メディア: 単行本
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今や昔の話題かもしれないけど、2002年のW杯に海外から各国サポーターが押し寄せてくるという事態に、ホスト国である日本人の意識はこのままでいいのだろうか? と書かれた本なのですよ。ノンフィクションなのでネタバレにはならない筈と書いてしまうけれど、辿り着いたキーワードは「想像力」。理解できないものを拒むのではなく、その向こうにある事態を想像し、個々人が当事者意識を持つこと。
その辺、ラルクを巡る現状に置き換えてみても通じると思うんだなー。ぶっちゃけ私的には日本Fanの意識改革は2011年までの宿題だと思ってるんだけど、公式的にはその辺の対応どうなのかしらとか、相変わらず何様なこと言ってますが…。ああもう書き逃げ!
追記。
海外Fanに奇異の目なんか向けてないよ! 歓迎したいよ!! という日本人Fanも、もちろん多数おられることと思います。それでいてやはり日本Fanの共通の疑問としてあるのが
「なんでこの外国の人達、(日本語詞で歌っている日本のバンドである)ラルクのこと好きなの?」
なんじゃないかと思うんですけど、これまであれこれ目にしてきた私の至った結論は至極単純。ラルクの音楽が良いからです、そしてメンバーが格好良いからです。
別段それを声高に叫んで威張り散らす必要は全くないけれど、こちらだって百も千もの愛を捧げる彼らと、母国や言語を同じにしている幸福の価値を考えてみることで、ちょっぴり素敵な、ワンランク上のラルヲタライフを送れるようになるんじゃないのって思うです。…本当にソレ送りたいかどうかは別として。(笑)