2008/5/8 パリでの記者会見(一部)

Orient Extreme 8.Mayパリでの記者会見(仏語&英語)
会見&インタビュー&レポ映像版

記者会見の記事、後半に英語版もあるのがありがたい。でも仏語版を英語翻訳にかけたら、英語版とは細かな解釈が違ってる気も? 個人的に印象的だった部分について、少々。

しかも本人達が日本語で喋ってる映像を見たら、やはりニュアンスが違っている…仕方ないけれど

――これまでの海外ツアーより多くの国を回っている訳ですが、今回のツアーに特別なテーマなどはありますか?

hyde: 《L'Arc〜en〜Ciel》という名の大きな船が世界中を航海していて、僕達はその船に乗って旅をしているというイメージでやっています。
  • こういうイメージがあったからこその、パリその他でのラストソング「あなた」だったんだなと。
――上海、台北での公演を終えられ、次はパリです。どうしてパリでの公演を行うこととしたのですか?

ken: (熱心に)可能性は沢山あって、何度も話し合いをしました。最初、僕達はこんな風に考えていました。「ストックホルムに行くのがいいんじゃないかな、それともドイツのどこか? 色々な国に行けるよね…」ところが、突然ひらめいたんです。「いや、いや、いや、パリだ! パリしかない、そうだろう?」もちろん他にも(行ける)都市は沢山ありましたが、僕達にとってはもう、パリしかありえませんでした。さらに、僕達のバンド名《L'Arc〜en〜Ciel》とパリは関連がありました。「パリのラルクアンシエル」というのは、とても素敵な響きだなと。
hyde: その通り!
ken: 「それだよ! とにかく一度はパリに行かなきゃ!」そう思ったので、僕らの船は初めてパリに寄港することにしたんです。
  • 意識してるのかしてないのか、これは《自国大好き》フランス人大喜びの発言だったと思う。パリ絶賛。でも確かに、ラルク in パリというのは、とてもわくわくさせてくれる言葉の組み合わせですね。願わくば、欧州でも7都市くらい回ってほしかった…出来たと思う…。
――過去のナンバーに「C'est La Vie」という曲がありますが、何故フランス語のタイトルをつけたのですか?

hyde: とても昔の曲ですね。キャッチーな雰囲気を持った、いい曲です。「C'est La Vie」という言葉の響きが、この曲の持つ躍動感に完璧にマッチすると思いましたので。

――明日(5/9)、演奏しますか?

hyde: (大きく目を見開いて)えっ…

(一同、笑う)

hyde: (冗談めかして)練習しなくては…
  • フランスのFanは「C'est La Vie」や「L'heure」を期待していた部分も大きかったそうで。いつかまた、演奏しに来てほしいものですね。そしてドイツに来たなら「LORELEY」やってほしい。
――15年以上のキャリアを重ねられてきて、音楽的にはどういったことを追求していますか? 同じようなサウンドを作っていきたいのか、それとも全てを新しくしたいと考えておられますか?

tetsu: 過去15年間の音楽活動を通じて、現在、僕達のサウンドはとても良い状態にあると信じています。これからも(これまでと同じように)良い曲を作るための方法を探して行くつもりです。次の段階でも優先することは、僕達自身が格好良いと思う音を追求し続けること、そしてバンドとして活動するために、何が必要なのかを考え続けることだと思います。
  • さすがはリーダー! 続けることも大変だろうけれど、これからのバンドにも大いに期待しています。
――アニメやゲームの主題歌に何作か曲を提供しておられますが、どのような基準で曲を提供するアニメを選んでいるのですか? アニメ作品に曲を提供するのは、そのアニメが好きだからですか?

hyde: 僕は音楽を作る時に、アニメのために作るのか、あるいは純粋に音楽のためだけに作るのかといった違いは気にしていません。アニメの主題歌を作る時は、自分がそのアニメや映画の音響監督だったら? という風に想像してみます。そうやって物語の背景に深く入り込んでいく。これが僕流のやり方です。
yukihiro: 僕自身はゲームやアニメの世界に入り込むことはしないので、(主題歌であっても)音楽のために音楽を作ります。だからと言って、僕達の曲がアニメやゲームの主題歌に使われることを嫌がっている訳ではありません。実際、曲がそういう風に使われることはとても嬉しいです。
  • アニメ等の世界観を踏まえた上で、ラルクの曲として作り上げることのできるというのはラルクの偉大さのひとつだと思ってます。願わくば幸せなメディアミックスを!